アマゾン・フレックス(Amazon Flex)は、アマゾンが個人と直接契約しておこなう宅配(配達)業務です。日本では2018年末に試験的にはじまりました。 本家アメリカでは2015年に始まっております。
“FLEX”の言葉から連想されるように、9時5時の雇用労働とは異なり、働く時間が柔軟に選べ、 稼ぐ金額も自分でコントロール可能です(売上50万円くらいまで)。
個人事業主といいましても、営業用ナンバーの軽自動車さえあれば可能な仕事。そして、個人事業主だから、20歳以上であれば、年齢・性別は関係ナシ。
こうした働き方ができる地域は、関東では今のところ都内中心となっていますが、今後さらに広く展開する可能性大です。
そこで、私自身がアマゾンフレックスをやってみた経験をまじえて(私は宅配はアマフレが初めてです)、首都圏で、副業で運送を考えている方に向けて、アマゾン・フレックスは、こんな人に向いている(主観アリ)、ていうポイントを副業視点でまとめてみました。
副業ビジネスを探している方の参考になれば幸いです。
アマゾンフレックスはどこでやってるの?
私は、アプリ上のエリアは”Kanto”で、 名古屋、仙台・札幌、福岡のアマフレのことはわかりませんので、関東エリアの拠点についてお話しをさせていただきます。
2019年11月現在、関東エリアでは7つの地域にステーションがあります(Prime Nowの縮小にともない、世田谷・三鷹・江東区の1部などのステーションが10月までで廃止になっています)。
- 大田区(平和島)
- 品川区
- 豊島区
- 江東区(有明)
- 横浜市(港北区)
- 川崎市(高津区)
- 成田市(大清水)
2019年11月現在、関東のオファーを見る限り、大半の仕事は大田区、品川区、成田市のステーションのオファーです。かつては大田区(平和島)に集中していましたが、10月以前に比べると、アマフレのオファーが大幅に増えているようにおもいます。
なお、アマフレを始めたばかりの方は、熟練ドライバーが多い、大田区(平和島)のオファーから受諾することが推奨されています。
以前は、夜遅くに、平和島のステーションで熟練ドライバーを中心とした講習会をやっていたこともありました。2時間で、4,000円の報酬付きでした。
※エリアは絶賛拡大中のため、詳しくは、本記事最後の「アマゾンフレックス情報」をご覧ください。
働ける時間帯・時間単価
現在は、平和島では、7:30~22:15( 7:00からの場合もあり。 “Toshima”で21:00~0:00も )に業務がおこなわれています。土日も平日と変わらず営業しています。
この営業時間帯から”ブロック”とよばれる時間帯をアプリ上で選択して仕事を請けるわけですが、1ブロックの長さは様々で、
- 8時間
- 6時間30分
- 5時間30分
- 5時間
- 4時間
- 3時間
- 3時間30分
- 2時間
今のところ以上の8種類。時間単価は、関東エリアは2,000円/hです。割増料金は、2,200~3,300円/hです(いずれも税込み金額)。 ちなみに、優秀なドライバーに表示されるリザーブドオファー(優先オファー)の報酬は私ではわかりません。。。
1日12時間稼働したい場合は、実際の各ブロックのオファーの数からいうと、6.5と5.5の組み合わせが最も受諾しやすいです。
受諾したオファーのキャンセルは45分前 24時間前(2019/6/14から変更になりました)までにしなければなりません。
ただし、24時間以内にはじまるブロックを引き受けた場合は、5分以内ならキャンセルできます。
報酬の払いはとても早いです。毎週水曜日に振り込まれます(年末年始は除く)。水曜日に働いた分は一週間後に振り込まれ、火曜日に働いた分だけでいえば翌日に振り込まれます。
何が必要?
免許があることは当然として、
- 営業用の自動車(軽自動車なら黒ナンバー)
- スマホ(アマフレではものすごく重要)
- ボールペン
- アマフレのステーションに行くことが可能な場所に住んでいる
- 台車
1は、当たり前ですね。手持ちの軽自動車を営業用にするには、費用は数千円で済みますが、手続きが若干ややこしいです。開業手続きについては、次のエントリーにまとめました。興味のある方は参考にしていただければ幸いです。アマフレに登録するのに必要な書類も記しています。
2ですが、仕事は何から何まで、すべてスマホでやります。予備にもう一台、スマホを用意しないと、おっかないです。私は2台持ちでやってます。
ちなみに配達中は、アプリのマップ機能がアクティブになり、この機能が電気をくうようで、携帯用バッテリーの用意をしておくよう勧められています。スマホの電池がきれたら、実際お手上げです。
3のボールペンは、不在票は手書きの必要があるので必須になります。あと、不在票とボールペンを何本か入れるベルトポーチは用意したほうがいいでしょう。ボールペンの色は黒、書きやすいものがいいです。ゼブラのSARASAクリップ0.7か1.0の黒(1本100円くらい)が個人的には気に入っています。
あと、頻繁に車から出たり入ったりしますので、車のキーを紛失したら一大事、長めのキーチェーンを使うなど、紛失防止の対策はしたほうがよいとおもいます。
4については、私がアマフレに登録したときは、埼玉の地名もアプリ上のリストにありましたので(もちろんまだ開設していません) 、首都圏にさらに広く展開するのではないかと予想しています。
5は、軽貨物につきものの”台車”は、アマフレはなくても済んでしまうことが多い。ですが、ひとつのタワーマンションで10個以上配るとか、持ち戻りの荷物が多いときとか、使う機会はあります。また、他の軽貨物の仕事への対応を考えても、あったほうがいいかと。トラスコの台車が人気のようです。
あると便利なもの
個人的に、あると便利だとおもったモノを3つほどご紹介します。
- ゼンリンの配達アプリ
- ヘッドライト・キャップライト
- IKEAのFRAKTAキャリーバッグ(L)
ゼンリンの配達アプリは、必須に近いかもしれません。アマゾンフレックス側が”推奨”といっています(今のところ、ビジネスで提携しているわけではないので、”必須”とはいわないそうです)。このアプリでは、住所と紐づけたかたちで、建物名や家主の苗字(や氏名)がマップ上に表示されます。
入り組んだ住宅街、表札のない家、マンション・アパート・ビル名の記載がない荷物(体感で1/5くらいは建物名の記載がないです。建物名の記載さえあればこの仕事、はるかにスムーズになるのですが)、迷う機会は多いです。配達のスピードを上げることはもちろん、誤配が恐ろしいので、意外に使わないものの、お守りがわりにゼンリンアプリを入れています。ただし、月額1,600円ほどします。サブスクリプションものとしては高額な部類でしょう。将来的には、アマフレのアプリにゼンリンデータが組み込まれる(あるいは連携する)らしいとの噂。そうなってほしいです。
最近、積込み方式が変更になるにともない、荷室から、ラベルに印刷された住所氏名で荷物を特定する必要があること、また、東京でも住宅街は暗く表札・建物名などがみえづらいことから、夜配時はヘッドライトやキャップライトがあると便利です。安いもので1,000円くらい。
IKEAのキャリーバッグは、雨の日のみならず、複数の荷物をおなじマンションに配達するときとか、台車を使うより手軽で便利だとおもいます(荷物の数によりますが)。肩に掛けられるので両手がふさがらずに階段を上がっていけて安全。値段はとても安く、Amazonで400円しません。
ジャイロなしスマホはナビアプリに不向き
最近の機種では大変少なくなりましたが、ジャイロスコープセンサーがないスマホがあります。
スマホは常にリアルタイムにGPS測位できるわけではなく、Yahoo!カーナビやGoogleマップなどのナビアプリに表示される現在位置は、GPSに加えて加速度センサーとジャイロを利用した推測航法によるものです。
道は曲がる・起伏があるのでジャイロがないスマホでは速度ベクトルがうまく計算できず、少なくとも配達目的ではナビアプリが十分に機能しません。
服装
お届け先の方と接するので、不審に思われない程度で、動きやすい、カジュアルな服装でよいとおもいます。ただし、サンダル履きはやめておきましょう。
暑い時期は、例えば黒や紺などの濃い色の上衣は避けた方がいいかもしれません。というのも、かいた汗が乾くと、塩が白く浮き出て、目立ちやすいので。
仕事の内容
仕事の流れ(平和島)をおおざっぱに言うと
- ブロック開始の10分前くらいに、 自分の車で流通センターにいき、スマホのアプリ経由で受付のノートPCのQRコード読み取って、チェックイン
- 自分の配達ルートの荷物のカゴをもってきて、荷物のコードをアプリで読み取りながら、自分の車にピックアップ
- 配達にでかける。 時間指定を優先しつつ、基本はアプリ上に表示された順に配達をする。配達は、毎回エリアが違うこともあり、大抵はナビアプリ(ヤフー、グーグルマップなど)を使用
- 未配があっても、持ち戻りがある場合は、ブロック終了時間までにステーションにもどる。運よく?100%配達完了できれば、その時点で直帰できる
ちなみに、最初と最後に機器によるアルコールチェックがあります。
3ですが、アマフレのアプリにもナビ機能があるのですが、日本で使うには十分な機能ではないらしく、ヤフーやグーグルといったナビアプリの使用を推奨されました。
4については、後続のブロックの方が影響をうけるので( ステーションの駐車スペースに限りがありますので )、必ず時間通りにもどるようにいわれます。未配があっても、何もいわれません。むしろ、申し訳ないような。最近は、ステーションから、配達途中に未配はだすなという電話がきたり(私の場合は夜配時でした)、未配(配達にまわれなかった荷物のこと)に対しては厳しい状況になっています(2019/12追記)。
アマゾン・フレックスは2018末から試験的にはじまったのですが、いまなお仕事のルールの改善が多く、個人的には、軌道にのるまでもうしばらくかかる感じがします。
プログラム参加資格(6/12追記)
アマゾンフレックスでやっていくために、パートナーさんがこなしていくべき具体的な数字が提示されました。最初から5個未満の未配は難しいとおもいますけどね・・・。とくに不在の多い平日の昼の時間帯では難易度高いです。
メールは見逃せない(2019/11/13追記)
新しい配送方法が開始されたり、新しいステーションが次々にできる、また、業務改善のスピードが速いため、必然的に新しいルールの追加や周知事項が多く、アマフレからのメールは見逃さずにチェックする必要があります。
とくに最近は、アプリの機能強化が著しく、新機能追加時は、メール記載のアプリの操作方法を予め理解しておく必要があります。
経費ってどれくらいかかるの?
ひとによって条件や稼働時間・走行距離が異なるので、一概には言えませんが、主な経費の内容としては、
- ガソリン代(配送エリアによりますが、8時間で50kmくらいまでかと)
- 駐車場代
- 任意保険費用
- スマホの通信費
- 車のメンテ費用
個人でやる仕事としては費目がかなり少ないほうだという気がします。
首都圏では駐車場が安く借りられるかが意外とハードルになるかもしれません。
経費計算の参考情報としては、 軽でも荷物を積む、また、ストップ&ゴーなので燃費は10km/リットルくらい、営業車用の任意保険は自家用の等級が引き継げる方は、月1万円程度、車のメンテ費用としては月に5,000円くらい引き当てておく感じでしょうか。
将来性
日本でのアマゾンフレックスは始まったばかりで、現場の空気は、これからって感じがします。世間的にも宅配の物量はしばらく増加がつづく見込みで、当面は宅配の仕事がなくなる気がしません。
ただし、こうした新しい試みは、新しいだけにいつどう変わるかわかりませんし、ひとつのプラットフォームに依存せず、あくまで複数の仕事のひとつとして関わるほうが無難だとおもいます。
自動運転AI
世の中の動きをみると、2020年にはレベル3の自動運転( 全ての運転タスクが可能。ただし、緊急時などシステムから要請あれば運転者が対応する必要がある )が始まるとのことで、タクシーや運送業にも自動運転の波がいずれおしよせるのは必定といわれておりますね。
何年後に大半のドライバーが必要なくなるのか、私なんかじゃまったく予想できません。
ただ、宅配については、運送業のなかでも、なかなか無くなりづらいのではないでしょうか。毛細血管のように広がる日本の都市部の道を走って、お客さん家の近くでとめて、荷物を渡すところまで自動化って、まだ時間かかるとおもいます。
現状、コンビニ店頭受取や駅の宅配ボックスの利用率は低いままで、自宅受取ってのは、やっぱり便利なんでしょう。液ものとか重いものも、結構ありますし。
いつかは、スマホはじめ、なんらかのスマートデバイスを通じて、自動運転のAI配達車が受取人とオンラインでつながり、天才的なひとたちが作ったAIがうまいことやるんでしょうけど。
まあ、AIについては、運送業に限った話ではありません。
まとめ・アマフレに向いている人
以上から、アマフレの拠点まで行けることを前提とすれば、アマフレに向いているひとは、次のような方じゃないかとおもいます。
- 軽自動車をすでに所有している方
- 駐車場やすく借りられる、または自宅に駐車場がある方
- 副業・複業のひとつとして仕事がしたい方
- 車の運転が好きで、たまには外で体動かして働きたい方(私)
- スマホが苦手でない方(重要)
1が一番のハードルですかね。買う場合、中古か新車かみたいな話は難しいところです。中古が安くはじめれらてよいのではないかと、個人的には思いますが。
宅配で使われてた軽自動車は乗り降りが激しいため、ドアなど開閉部が傷んでいることが多いというはなしはよく聞きます。 もし中古の軽貨物車を選ぶ場合は、その辺もチェックしたほうがいいかもしれません。
車については軽自動車(できればエブリイやハイゼットといった軽貨物車)が圧倒的に有利です。 次の記事で、軽貨物車の6車種について中古価格を比較してみました。軽貨物車の中古価格相場にご興味がある方はご覧いただければとおもいます。
2の駐車場については、すでに申し上げましたが首都圏ではネックになりがちかと想像します。首都圏は高いですからねえ。特に副業的には、駐車場代によっては割にあわないってことにも。
月極の駐車場を探すなら、やはり地道に不動産屋まわりするのが正攻法ですね。
とはいえ、足で探すのは労力がかかりますし、とりあえず、ネットでサクっと情報集めするには、東京・名古屋・大阪の都市部を中心に月極の駐車場を扱うPMCマンスリーパーキング などのサイトで検索し、相場をみておくのが効率的でしょう。
もっとも、駐車できる空きスペースがあるくらいなら、副業的には「特P」でシェアした方が楽ですけれどもね。
3については、やはりアマフレが新しい試みでシステム全体が流動的なため、ガチでアマフレだけ!てのはこわいよね、という個人的おもいを含んでいます。
副業としてのハードルは高くないのは事実です。普通乗用車は認可制でハードルが高いですが、 軽自動車の場合、営業ナンバー(黒ナンバー)を取得するのに運輸局に開業届けを出すだけで、軽自動車検査協会で黒ナンバーをとれます。
4は、かなり個人的な価値観です。すみません。でも、オフィスワーク・デスクワークばかりだと気が滅入るって感性のひとは結構いる気がします。
5ですが、繰り返しになりますが、スマホは命と車の次に重要なのがアマフレの特徴です。
たとえば、スマホが超苦手で、荷物1個当たり30秒仕事が遅れたら、荷物60個で30分のロスですから、仕事にならないかも。まあでも、慣れますよ。
税金面では、アマフレに限ったことではありませんが、青色事業専従者となる同居人がいる方も有利でしょう。
最後にもうひとつ追加でいうと、 朝が弱い、通勤電車が苦手な方(午後から働ける、土日も働ける)にも向いているかな、ともおもいます。
アマゾンフレックスの実際の様子は、優秀なドライバーさんたちがYoutubeで動画を数多く配信されているので、それらを参考にされるとよいとおもいます。アマゾンフレックスは変化が激しいので、現在の動画では、今のアマフレをキャッチアップしているごーしんさんのチャンネルが参考になるとおもいます。
アマゾンフレックスのメリット・デメリットは、その人の価値観や現在の状況、どんな仕事と比較して考えているかによって、だいぶ異なってくるとおもうので、私には、箇条書きで簡単に表現することが難しいです。
ただ、アマフレに限ったことではないのですが、個人事業主として働いて売上げるので、一般論になりますが、能動的に動く気力が乏しいひとは、向いてないかな、とおもいます。ざっくりですけど。
以上、副業で運送を考えている方の参考になれば、なによりです。
2020/1/28追記
※この記事では、アマゾンフレックスの概要についてご紹介しましたが、次の記事では、仕事の取りやすさ、未経験者がついていけるかなど、もう少し掘り下げた内容をご紹介しています。
ただ、細かい話が多いので、ご興味のある方だけご覧いただければとおもいます。
アマゾンフレックス情報
以下は、アマゾンフレックスに関する更新情報(2019年6月以降)です。すべての更新情報を網羅しているわけではありません。こまかい仕事ルールの変更などは記載しません。ご参考までに、ということで、ご了承ください。
配達車の要件が提示される(2019/6/12追記)
以下のような通知がきました。軽貨物車、1BOXタイプ以外は、難しいですね。
東京・江東区に新ステーション開設(2019/8/28追記)
東京江東区にAmazon Freshの新ステーションが開設されることになりました(来週、9月から。ステーション名:Koto)。
場所は、東京都江東区枝川
東京・品川区勝島に新ステーション開設(2019/9/14追記)
品川区勝島に新ステーションが開設されるとのことです。ただし、名称としては、目黒ステーションと呼ぶようです。場所は、
東京都品川区勝島
ついでになりますが、”Toshima”配送エリアで、アマゾンのステーションからではなく、アマゾン提携店のスーパーで集荷し配送するサービスが開始されました(2019/9/12)。
アマゾンフレックス・エリア大幅拡大(2019/9/19追記)
関東・愛知それぞれのエリア拡大と、新設予定エリアのお知らせメールがアマゾンからきました。どんどん広がっていきますね。
札幌・仙台、福岡にアマゾンフレックス
新しいエリアは、札幌エリア(11月以降)、仙台エリア(10月末以降)、および、福岡エリア(開設時期は現在未定)です。 札幌・仙台は、すでに登録可能とのことです。事前登録は特典アリらしいですよ。
関東エリアに千葉・成田、愛知エリアも拡大
10月中旬以降に成田ステーション開始予定とのことです。
残るは、関東では、埼玉・・・かな?
世田谷ステーション開設(2019/10/3追記)
10/3より世田谷ステーションがオープンとなりました。場所は
東京都世田谷区等々力
Prime Now専用のステーションとのことです。
消費税率改正と報酬変更(2019/10/3追記)
ご存知の通り、10月1日より消費税率が8%から10%に引き上げられました。
この記事でも簡単に説明していますが、アマフレのアプリでは報酬金額は税抜き金額で表示されています。
10%引き上げ後もアプリ上の報酬金額はかわりません。
つまり、アマゾンからの振込金額が増えます。益税でいうと2%報酬アップ、ということになりますかね。
時間単価は、関東エリアでは、2,037円てことになります。
関東エリア・ステーション新設と廃止(2019/10/17追記)
千葉のステーションまもなく開始です。品川区にもステーションが追加となりました。
- 千葉県のステーション“成田大清水”が千葉県成田市大清水に開設。10/23から。
- 品川ステーション新設、10/24から。場所は品川区八潮。
次の、既存の4つのPrime Nowステーションが10月末で閉鎖だそうです。 豊島ステーションはそのまま。
- 江東、三鷹、世田谷、横浜
東京の有明と神奈川の新横浜にAmazon Fresh専用の新ステーション開設。10月末あたりから、オファー開始とのこと。
- 新横浜(神奈川県横浜市港北区)
- 有明(東京都江東区有明)
大田区で時間指定当日お届け便(SSD)の運用開始( 2019/11/8追記)
2019/11/13より、大田区(平和島、DTK2)で時間指定当日お届け便(SSD)が開始されるとのことです(SSDが何の略かは、わかりません・・・)。
SSDのブロックの長さは、2.5、3.5、5.5時間の三種類が予定されています。
SSDのオファーは、アマゾンフレックスに慣れている方の受諾が推奨されています。
アプリに”緊急ホットライン”機能が追加される( 2019/11/19追記)
配達中に事故や身の危険を感じた際への対応として、アマゾンフレックスのアプリに“緊急ホットライン”ボタンが追加されました。ボタンをタップすると、
- 110まで電話してください
- 緊急ホットラインに電話をかける
という、ふたつのボタンが表示されます。事故や緊急を要する問題が発生した場合は、まず110番。身の安全を確保した後、緊急ホットラインだそうです(緊急ホットラインがどんな対応をするところかは、わかりません)。ドライバーサポートの改善もすすめているのでしょう。
委託契約規約の変更(2020/1/16追記)
2020/2/15をもって、業務委託契約の規約変更があるとの通知がありました。追加・変更点が多いのですが、以下、目についた新規約を二つほど。
反社に関する項目が追加される
反社に関する項目( 反社会的勢力排除条項)が追加されました。
貴殿は、次の各号(以下、総称して「暴力団員等」という)のいずれにも該当しないことを Amazon に表明し、保証します。i) 暴力団、ii) 暴力団員、iii) 暴力団準構成員、iv) 暴力団関係企業、v) 総会屋等、社会運動等標ぼうゴロ又は特殊知能犯罪集団等、vi) その他前各号に準ずる者
「AMAZON FLEX 独立請負業務委託規約, 4. 表明、保証および誓約 – b」より
とのことです(今までは・・・)。反社であることが判明した場合、同規約の第6条のd(省略)により契約が解除可能になるため、実質プログラム参加要件のひとつとみられます。ただし、これが、同規約のプログラム参加要件の1で定められた、
1. Amazon の基準に従った身元審査および(該当する場合)自動車車両記録審査に合格すること
「AMAZON FLEX 独立請負業務委託規約, 別紙A, Amazon Flex プログラム・ポリシー, II. プログラム要件 – A 」より
と関連するのかどうかは、どうなんでしょうか、わかりません。
Amazon側からのブロックのキャンセルが可能に
48時間前までなら、受諾されたブロックをAmazon側がキャンセルできることになりました。
E. Amazon は、デリバリーブロックの開始の少なくとも 48 時間前までに貴殿に通知することにより、何らの負担を負うことなく、当該デリバリーブロックをキャンセルすることができます。
「AMAZON FLEX 独立請負業務委託規約, 別紙A, Amazon Flex プログラム・ポリシー, II. プログラム要件 – E 」より
個人的には、あくまで突発的な事態への備えで、Amazon側のキャンセルが多発するようなことは、 あまりないこととはおもうのですが。
今のところ、アマフレは水曜日にまとめて、だいたい一週間先までのオファーが出るのですが、そこまで先のこととなると、販売の見込が大きく外れることもありそうにおもいます。 統計的に考えても、偏差という不確実性はあるでしょうからね。むしろ48時間までなら荷量予測をそう間違わずにブロック制を実現していると考えると、それはそれですごい感じもします。
Amazon側の物量の予測が大きく外れた場合の備えなのか、あるいは、状況に応じたドライバーの人選を可能にするためなのか、などなど、この規約を設けた理由は記されていないので、いろいろ勘ぐってしまうところではあります。
勘ぐりはともかく、新規約が有効になる2020/2/15以降、この規約の適用方法がみえてくるでしょう。
関東エリアが分割される(2020/1/28追記)
2020/2/1より、関東エリアが、千葉の成田と、それ以外(東京・神奈川のステーション)に分割され、それぞれ別のエリアとなります。所属エリア以外のオファーはアプリに表示されないため、他エリアの仕事を請けることはできません。
千葉は成田の1ステーションのみのエリアということになりますが、近いうちに、千葉には新ステーションが増設されるとのことです。
5月下旬に新エリア追加・新ステーション開設(2020/2/27追記)
アマゾンから定期的に送られてくる”フレックスマイル便”というメールの2020年2月号によると、5月下旬に、広島でアマゾンフレックスの新エリアが開始される予定とのこと。また、同じく5月下旬に関東エリアに、3月下旬に愛知エリアに、それぞれ新ステーションが追加で開設されるとのことです。
関東のステーション開設予定情報(2020/3/13)
アマゾンフレックスから2020年5月末以降に開設予定のステーションを含む「稼働地域・時間に関するアンケートのご協力のお願い」というアンケートのメールがきました。
アンケート中、稼働したいステーションのリストの中で、開設予定のステーションとして、東京以外で目についたところでは、
- 千葉県:市原市
- 埼玉県:川越市
- 神奈川県:茅ケ崎市
これらの地域でアマゾンフレックスが開設予定とのことです。東京では、府中市、墨田区に、通常の宅配ステーションが新たに増設されるとのことです。
埼玉県の最初のアマゾンフレックスは川越になりそうです。神奈川県はフレッシュのステーションはありましたが、通常の宅配のステーションはありませんでしたので、本格的に神奈川県にアマゾンフレックスが進出することになりそうです。
オファーの割増報酬額が過去最高(2020/3/28)
コロナウィルスによる東京都からの外出自粛要請の影響と悪天候が重なったためか、3/29日曜日の割増オファー額が、今年の元旦を大きく超える過去最高の3,850円/hとなりました。
といいますか、8時間、6.5時間のオファーの数が前日深夜のタイミングとしては尋常ではない感じです。Amazonの荷物の配達がここまで負荷が高まっているのを見ると、経済全体としては悪い方向に傾いているのを感じます。
ステーション開設予定情報(2020/4/27)
4月のフレックスマイル便によると、現時点での、新ステーション開設予定時期は、関東エリアは、
- 5月下旬以降、東京都府中市・千葉県市原市
- 6月中旬以降、神奈川県茅ケ崎市・東京都墨田区
なぜか、今回は、埼玉県川越市の記載はありませんでした。関東以外は、
- 5月下旬以降、広島市佐伯区
- 6月下旬以降、北九州市小倉南区
- 7月中旬以降、大阪市住之江区(新エリア)
とのことです。
ステーション開設予定情報・関東エリア(2020/6/11)
関東エリアの新ステーションの案内メールがきました。下記はいずれも予定です。埼玉県は2つのステーションが開設予定となっています。
- 7月下旬 東京都江東区
- 8月下旬 埼玉県新座市
- 9月上旬 埼玉県川口市
新しい配送方式のテスト始まる(2020/12/5)
下記はいずれもアマフレ登録済みの方が対象です。
神奈川の茅ケ崎ステーションでは、台車のみを使った徒歩配達のテスト配送の参加募集が始まりました。報酬は4時間程度の1ブロックで、5,000円です。
東京の墨田ステーションでは、電動アシスト自転車を使ったテスト配送の参加募集が始まりました。ただし、電動アシスト自転車は持参する必要があります(リアカーを付けるので、後ろにカゴがついていないもの。リアカーとコネクターはステーションで貸出し)。報酬は、4時間程度の1ブロックで、6,000円です。
テスト配送の実施時期は、2020/12/28~2021/3/31の約3か月を予定しているそうです。
来年2021年には、軽バンなくてもアマフレができる日がくるのでしょうか!?まあ、当然、このテストの結果次第ですが。
写真はご紹介しませんが、カゴというかコンテナの見た感じの大きさ、および報酬額から、荷物の数は平均30個くらいかな、と想像しています。
新ステーション大量開設(2021/3)
関東の情報になりますが、2021年3月は、東京・神奈川・埼玉で、一気に23のステーションが開設・オファー開始となっています。ただし、いずれも現段階ではAmazonスタッフ不在のステーションだそうで、新規登録者は、最初は下記以外のステーションで配達を経験することを、Amazonさんは推奨しています。
2021/3/1
- 東京都江東区東雲
- 東京都江戸川区臨海町
- 東京都墨田区東墨田
- 東京都調布市上石原
- 東京都国分寺市並木町
- 神奈川県川崎市宮前区初山
- 神奈川県川崎市幸区南加瀬
- 埼玉県和光市新倉
- 埼玉県三郷市彦沢
2021/3/26
- 東京都荒川区南千住
- 東京都足立区小台
- 神奈川県川崎市麻生区栗木
- 神奈川県川崎市宮前区有馬
- 神奈川県横浜市青葉区荏田西
- 神奈川県横浜市都築区川向町
- 神奈川県横浜市都筑区早淵
- 神奈川県横浜市都筑区川和
- 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町
- 神奈川県相模原市中央区清新
2021/3/30
- 東京都東村山市恩多町
- 東京都東久留米市八幡町
- 東京都昭島市緑町
- 埼玉県さいたま市北区本郷町
Key for Business(KfB) 4月より開始(2021/3/30)
マンションでインターホンを鳴らすことなく、配達員が配達アプリでオートロックを解除し(もちろん配達員に解除コードは分からず、配達時のみアプリのボタンで解除)、配達を効率化するシステム、Key for Business(KfB)が、2021年4月から実施されます。
KfBとは?・・・下記はAmazonさん公式のマンション管理者向けのKfB紹介ページです。
オートロック付き集合住宅のKfB導入が進むと、タワマンなどへの配達もだいぶ楽になりそうです。
関東エリア・4つのエリアに分割(2021/7/18)
2021/7現在、関東エリアでは、すでに80以上のステーションが開設されたアマゾンフレックス。アプリの仕様上、表示可能なオファー数の上限に達したそうで、関東エリアは、次のように4分割されます。
- Aエリア:埼玉・北関東エリア
- Bエリア:東東京エリア
- Cエリア:西東京エリア
- Dエリア:神奈川エリア
ドライバーさんはいずれかのエリアに所属することになります。
エリア分割開始日(予定)は、2021/8/17とのことです。
本人確認書類(2021/7/30)
アマゾンフレックスで稼働するには、下記の本人確認書類が必要になりました。
- 日本国籍を有する方(本籍地の所在が確認できる書類として、次のいずれか1つ)
- 戸籍謄本(本籍地の所在が記載されているもの)
- 住民票(本籍地の所在が記載されているもの)
- パスポート
- 日本以外の国籍を有する方(就労資格が確認できる書類として、次のいずれか1つ)
- 在留カード
- 特別永住者証明書