Amazon FBAの販売で私が経験した、返品理由をご紹介します。
たくさんの商品を販売していると、返品は避けられません。私の場合ですが、全商品の1%くらいはあります。
返品は、ダメージなしが多いですが、全損のこともあります。
この記事は、せどりビジネスを検討されている方に、まえもって想定すべき返品トラブルとして参考にしていただければ幸いです。
私が経験した、セラーセントラルの「返品レポート」上の返品理由は全部で6種類、頻度順にランキング形式でお送りします。
1位 理由が不明です
これが一番多いのですが、幸い全て再販可で、いまのところダメージがない返品タイプです。
文字通り理由はまったくの不明ですが、ダメージがないので理由についてあれこれ想像したことはありません。
返品処理も、検品も、再販処理も、すべてFBAがやってくれるので、FBAの有難みを感じるタイプの返品です。
ただし、理由がないだけに、いずれ損失が出る場合もあるのかなとは思います。
なお、上の画像はセラーセントラルの「返品レポート」画面のものです。
2位 間違えて注文した
このタイプの返品は「販売可」の場合もありますが、「破損」の方が多いです。
「破損」のケースは、化粧品でした。
つまり、少なくとも商品を開封して、それから「間違えた」と気づいたらしいです。
新品しか販売できない商品だったので、開封後返品は即アウトということになります。
ただ、解せないケースもありました。2個買って、2個ともこの理由で「破損」状態で返品されたことがありました。
このときは、商品代金については、アマゾンが全額負担してくれました。
3位 住所が不十分か、または正しくありません
意外に多いのですよね、住所をちゃんと登録してない方。
ご存知の通り、送付先住所は自分のアカウントにいくつも登録できるので、新居で住所を間違えた、とかかな?と想像するのですが。
このタイプの返品は、お客さんの手に渡っていないので、「破損」となることはない・・・ハズなので、「理由が不明です」と同様、ダメージがない返品タイプです。
まあ、売れ行きが遅れるのは良いことではないのですが、返品は「販売可」だとホッとします。
4位 都合により必要なくなった
必要なくなったのは、まあいいとして、この理由でなおかつ「開封済み」で返品されたケースは、私としては最も納得いかないものでした。
開封して、やっぱいらない、というのは。
しかも、これは再販できませんでした。
返送してもらい、中古として他のマーケットで処分しました。金額的には微損でしたが、手間を考えると、はっきり損です。
5位 製造上のトラブルまたは不具合がある
返品理由がリンクになっているときは、お客様コメントが見れます。
商品は、中古(ほぼ新品)として販売したデジタルガジェットでした。
これについては、FBAから返送してもらったところ、どうも電池が入っているものとお客さんが勘違いしたようです。
電池を入れたら動きました。
中には、こういう人もいます。直接問い合わせてくれればセラーセントラルから、こうしたら動きませんか?とか伝えられるのですが、直ちに返品だとどうもできません。
ただ、こうしたケースは、私は淡々と割り切ってしまえます。
デジタルガジェット系の動作確認については、完全にはできないのが正直なところで、仮に本当に故障していたとしても、必要コストとして割り切って費用化です。
6位 性能や品質が良くない
これは、私に非があったケースです。
これも理由がリンクになっているので、お客様のコメントを見ると・・・
しっかりとした箱に入ったフィギュアで、中身がほとんどみえないのに、検品してなかったのです。ただ、中身を確認することくらいはできた。
箱は綺麗なもので、ヘコミもまったくなかったのですが、輸送中の振動で壊れたのかもしれません。
お客さんには悪いことをしたとおもいますし、検品できるものは検品しないとだめです。
評価1を入れられ、アカウントヘルスにダメージを食らわなかったのが不幸中の幸いでした。
もちろん、全損です。自分が悪いので、仕方ありません。
まとめ
以上の返品の経験を通じて、私の考えをまとめますと、
- 新品のみしか出品できない商品は、開封後返品の損失リスクが高い。ただし、ある程度アマゾンが補填してくれるケースが多い。
- できる検品はしておくべき(あたりまえ)。
- 確率的に不当な返品も発生するのは仕方ないとして必要コストだと考えるのが吉。
基本的に、アマゾンは返品を無条件で受け入れている気がします。おそらく、総合的に見て、そうすることが最もコストがかからないからでしょう。3はそれと同じ考え方かもしれません。
とはいえ、アマゾンの回し者ではありませんが、返品対応のほぼすべてをFBAがやってくれるのは、あらためて月額手数料を払うだけの価値はあるなと思います。
返品を考えただけでも、特に副業で自己発送は 、ちょっと考えられません。
以上、ご参考になりましたなら、幸いでございます。