郊外から東京に軽貨物で仕事にでて、夜も遅く、帰るのが面倒だな、泊まってしまいたい、しかも格安に・・・こんなとき、節約派が押さえておきたい便利サイトとアプリをご紹介します。
軽バンということで、車中泊を考えるひともいるでしょうけど、場所が難しいし(暁ふ頭、とか無料駐車場はあるにはありますけど・・・)、汗を流してから、布団の上で落ち着いて寝たいよね、ていうのが人情かとおもいます。
翌日仕事なら、安全運転のためにも、しっかり疲れを取っておきたいところでもあります。
それには、当たり前ですけれど、宿と駐車場が必要。お金がかかります。
簡易宿泊所を探す
まず、宿は、(ネットカフェ以外で)できるだけ安く、というと、やはり簡易宿泊所でしょう。1,000円台からあります。概ね3,000円弱までの料金で泊まれます
いわるつドヤともいわれるところですが、とても安いため、今は外国人バックパッカーなんかにもよく利用されています。
格安のためか、クレジットカード不可・現金のみのところが多く、トラベルサイトでは検索しづらい。そんなとき、東京の簡易宿泊所探しに役立つサイトが「東簡宿」
「料金順一覧」メニューでみてみると、山谷がある台東区周辺のみならず、東京には、けっこう広く簡易宿泊所があることがわかります。2件ほどですが、蒲田エリアにもあるんですね。一泊1,800円。
簡易宿泊所はほぼ三畳の部屋ですが、寝るだけなんで十分な広さです。いまどきはどこも無線Wifiくらいは使えます。
ただ、いくら安いとっても、安いだけに、騒ぐ奴いないかとか、臭くないかとか、ある程度覚悟じゃないかと心配ですが、Google Map上に表示される「ローカルガイド」、それもレビュー件数が多く、過去にネガティブ・辛口発言ばっかりしていないひとの口コミは、けっこう頼りになりますよ。
クレジットカードが使える宿もある
トラベルサイトでは検索しづらい、って書きましたけど、クレジットカード可、トラベルサイトに掲載されている簡易宿泊所もあります。
東簡宿で宿をみつけ、トラベルサイトに掲載されているようであれば、ポイントをゲットしておくのがムダがないかとおもいます。
もっともカプセルホテルのほうが良いなら、料金的に大差があるという程でもないので、無論その場合は最初からトラベルサイトで探すのがよいでしょう。
もし、個室でなくてもいいというなら、ゲストハウスも安いです。最近は、Airbnbで、2,000~3000円のこぎれいなドミトリーの写真を見かけます。
ただ、多国籍かつ年齢が若い人が多いとおもいますので、そこに抵抗感がなければ、ということになるでしょうか。私にはちょっとむりそうです。
PPPark!で駐車場を探す
次に駐車場ですが、さすがに駐車場まで用意されている簡易宿泊所は見当たりません。
コインパーキングにとめておくしかないわけですが、料金は結構まちまちです。また、宿泊所からの距離も気になるところ。
そんなときおすすめアプリがPPPark!です。

地図上で十字のポインタに、泊まる場所をあわせ、入庫の日時と駐車時間を入力、検索ボタンをタップするだけで、近隣のコインパーキングが安い順のランキングで表示できます。
このアプリが特に便利だとおもうところは、駐車場住所を「ナビアプリに送る」機能があるところです。

駐車場の詳細情報画面の下部の「ナビアプリに送る」をタップすると、 Yahoo!カーナビやGoogleマップへと、お好みのナビアプリに住所を送れます。同時に、ナビゲーションモードでナビアプリを起動してくれます。
余談ですが、アマゾンフレックスのアプリにもこの機能があればなあとおもいます。
PPPark!は、入庫・出庫の日時をかえて、時間帯により変わる単価にもとづいて、料金を再見積もりすることができます。機能にムダがなく、よくできたアプリだとおもいます。
夜間の駐車料金ですが、東京でも、20:00 – 8:00の時間帯なら、300円と、銭湯より安いところもあります。この時間帯なら、概ね500円以内ではないでしょうか。
ただし、8:00以降の日中帯は時間単価が夜間の4倍以上になるところがほとんどなので注意が必要です。
「特P」の利用
最近では、駐車場のシェアリングサービスも登場しています。もちろんスマホから簡単にサービスが利用できます。
特Pがみつかれば、ほとんどは相場の半額以下。もちろん、コインパーキング検索も可能です。
一泊あたりの費用
以上から、一泊のお値段は、宿が1,800~2,800円、駐車場料金が20:00 – 8:00、500円程度とすると、一泊あたり、合計2,300~3,300円といったところでしょうか。
アマゾンフレックスやピックゴー、ハコベルと、運送業のシェリングエコノミーは広がってきましたが、現在のところ恩恵にあずかれるのは、都内中心です。
首都圏以外で運送業を営まれている方が、東京の状況を稼ぎながら体験するというのも、この程度の宿泊費なら可能かもしれませんね(ただし、積み荷や貴重品類には十分お気をつけください)。